国立新美術館にて、全書芸展。
先生や書友の皆さんの作品を楽しみ、自分のは直視したくないのを、なんとか見て反省して帰ってきた。

私はこの方の作品がとても好きで、見せていただくたびに感動する。
今日も数百点ある作品群の中で、一点、とても輝いていて、近づいたり遠くから眺めたりして、じっくり味わった。
芸術とは、華やかに脚光を浴びている人たちだけのものではないんだと思い知らされる。
彼女の作品は、道ばたにひらりと一枚の半紙が落ちていたとして、それが彼女のだとわかるようなもの。
一生懸命自分の道を歩いてきた人にしか表せないものが全部つまっているように思う。