再読
- 2011.11.05
- 滋養
以前読んで好きだった本を、読み返すのが好き。
忘れかけてた・・・ でも思い出した・・・ ああ、このくだりが好きだった。
『日本婦道記』は、父から譲ってもらった? 借りっぱなし?
いずれにしても、ずっと本棚にある一冊。
昭和17年7月から終戦後の昭和20年暮れにかけて執筆された30編が1冊になっている。
当時は、『文藝春秋』や『婦人倶楽部』に掲載されていたそうです。
昭和46年秋に書かれた、木村久邇典さんの解説(新潮文庫)によると、「主題は、作者が強調しているように、日本女性の美しさは、その連れそっている夫も気づかないというところに非常に美しくあらわれる・・・というそのことを、小説として提示することにありました」。
山本さんの生母をモデルにしたという「松の花」というお話に漂う、澄みきった冬山の空気みたいなすがすがしさに、今回も、じーんときた。
読み返して、この一編がまた一番好きでした。
そこにあったのは陰徳で、
山本さんの文章のうつくしさが、伝えてくれるものがあるなぁ。
毎年、夏に冷たいものを食べすぎたお仕置きみたいに、この時期に風邪をひく。
わたしはいつも、のどが痛くなる風邪。
のどが腫れて、からだもだるくなって、たくさん眠れる。
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