はじまり

安房は、朝からしとしと雨。
スピニカ代表のあーくんは漁師さんもしていたので、潮のことやお天気のこともわかるんだなぁ。
あーくんの提案で、南へ。
栗生に到着。
わくわくとシュノーケルを身に着け、海。
雨もあがった。
海にはいったら、、、言葉を失った。
信じられないくらいたくさんの、魚、魚、魚。
色とりどりの、さかな~。
こんな景色、こんなにたくさんの魚。
夢みたいでした。
順一さんが、ブルーの魚の群れがいるよーと教えてくれて、
少し沖のほうまでついていったら、これまた信じられないくらい大きな群れ。
なんて、きれいなんだー。
同時に、潮の流れが少しだけ速くなって、ちょっとこわくなってきた。
このきれいな海の世界を見ていたい自分と、海が怖い自分、冷静に「戻ろう」。
岸に向かって泳いだ。
きれいなものをたくさん見せていただいて、ありがとう。
なっちゃんと「すごかったねーーー、感動したー」と興奮気味に話す。
そして「後半、ちょっと怖かったね」。
本当にすばらしかった、魚の大共演だった、栗生の海でした。

おいしいお蕎麦を食べて、大川の滝へ。
水量が多くて、圧巻。
順一さんが小さく見えるくらい、滝が大きい・・・。
そろそろ帰る支度。

順が以前お世話になっていた、「うふふカレー」のたー坊さんに会いに行く。

久々たー坊さんのカレー。おいしかった!
順が島を出ることになったとき、背中を押してくれたのがたー坊さん。
わたしはその日ちょうど東京に帰る予定で、順は島に残るはずだった。
たー坊さんが、わたしのフライトの数時間前にふらりとあらわれて、
「順くんも東京に行ったらええよ」って澄んだ目でそう言ってくれて、
その数時間後、気が付いたらふたりで鹿児島空港にいた・・・。
たー坊さんは、そのときのことを、「今でもはっきり思い出せる」とおっしゃっていた。
私たちが幸せでやっているか、気にかけてくれているそうなのでした。
「順くん、屋久島にもうちょっといたかったんじゃないか、あれでよかったんかなって思う」。
2年前に会ったときも、そのように声をかけてくれたなぁ。
順が「おかげさまで幸せにやっています、あの時背中を押してくれて、きっかけをつくってくれて、感謝しています」と報告すると、にっこり笑ってくれた、たー坊さん。
会えてうれしかったです。

空港には、みんなが見送りに来てくれたー。
写真をいっぱい載せました、2011年屋久島日記は以上です。
いつもそうだけど、今回はまたいっそう特別な時間を過ごさせていただきました。
お邪魔いたしました。
屋久島。
合掌。